【結論】2日目は「飛鳥時代を親子で体感する日」だった
2日目は、正直テーマとしては渋めの「飛鳥時代の古墳・寺院めぐり」。
ただ、実際に歩いてみると、6歳の娘でも“昔の人の暮らしやお墓の形が今と違う”ということを肌で感じられ、親としても一緒に学び直せるとても豊かな1日になりました。
観光というより「歴史の現場に触れる旅」。大人も子どもも、それぞれの視点で楽しめる内容でした。
高松塚古墳|壁画の世界に触れる
最初に向かったのは「高松塚古墳」。
ホテルから車で向かうと、途中で「本当にここ通っていいの?」と思うような農道のような坂道を登っていきます。到着した駐車場は無人で、料金は100円を料金箱に入れるスタイル。私の車は大きめでしたが、それでも駐車可能です。

▶高松塚古墳駐車場
高松塚古墳は7世紀ごろに築造されたといわれ、特に有名なのは「西壁女子群像」の壁画。ただし被葬者は特定されておらず、天武天皇の息子説・臣下説・朝鮮半島系王族説など諸説あるようです。
古墳の周囲は低い柵で囲われているだけで、6歳の娘は「何かすごい場所」ということはまだ理解できていない様子でした。

▶高松塚古墳
高松塚壁画館で学びを深める
古墳のすぐ近くに「高松塚壁画館」があり、ここがとても良かった。
再現された西壁女子群像や、発見後の修復の様子などが丁寧に展示されていて、娘にもレプリカを見せながら「昔のお墓はこういう形だったんだよ」と話を進めることができました。

▶高松塚壁画館
娘が理解したのは、「ひいおばあちゃんのお墓とは形が違うものが昔にはあった」ということ。それだけでも十分だと思える時間でした。
徒歩圏内には天武天皇の古墳もありますが、現地情報は少なく、宮内庁が管理していることだけが分かります。

▶天武天皇・持統天皇 檜隈大内陵 (野口王墓古墳)
橘寺|聖徳太子ゆかりの地
次に向かったのは「橘寺」。
ここも細い農道のような道を登っていくと到着し、正面に無料駐車場があります(入場料は別途必要)。

名前はあまり知られていないかもしれませんが、ここは日本人なら誰もが知る「聖徳太子」が生まれたとされる寺。創建時期は不明ですが、本堂はとても立派で、御朱印もいただけます。
靴を脱いで本堂の中に入り、聖徳太子像を拝むこともできます。境内には複数の建物があり、聖徳太子の歴史を学ぶには最適の場所。奈良の歴史を語るうえで聖徳太子は欠かせない存在なので、訪れる価値は大いにあります。
▶橘寺
石舞台古墳|巨大石室に入れる貴重な体験
次は「石舞台古墳」へ。
まず悩むのが駐車場ですが、目立つ売店「あすか野」に車を停めました(500円)。歩いている途中で気づいたのですが、石舞台古墳の近くに無料駐車場がありました…。

▶無料の駐車場
坂道を少し登ると石舞台古墳に到着。古墳時代後期の古墳で、現在は盛り土がなくなり、巨大な石を組み合わせた石室がむき出しになっています。埋葬者は不明ですが、蘇我馬子説が有力とされています。

ここの最大の魅力は、石室の中に入れること。
見上げるほどの巨石に囲まれると、少し怖さもありますが、それ以上に貴重な体験。6歳の娘も大興奮でした。

帰りにあすか野でソフトクリームを食べてひと休み。寒空の下でも娘はとても満足そうでした。

▶農村レストラン夢市茶屋(ソフトクリーム食べたところ)
▶石舞台古墳
岡寺|坂道の先にある美しい寺院
続いて向かったのは「岡寺」。観光目的で訪れました。
龍蓋寺とも呼ばれ、悪い竜を池に封じたという伝説があり、厄除けで有名なお寺です。
駐車場は500円。そこから数分、なかなかの急坂を登る必要がありますが、6歳の娘はむしろ楽しんでいました。

境内はとてもきれいに整備されており、観光客も多くにぎわっていました。坂道は大変ですが、行く価値のある美しいお寺です。

▶岡寺
奈良県立万葉文化館|無料とは思えない充実度
次に訪れたのは「奈良県立万葉文化館」。
まず驚くのは敷地の広さ、そして入場料が無料であること。正直、有料でもいいレベルの充実度です。
訪れた理由は、妻が漫画家・里中満智子さんの作品が好きだから。私は万葉集の知識がほとんどありませんでしたが、展示を見て一気に興味が湧きました。

特に地下一階の展示が圧巻で、万葉集だけでなく、当時の人々にとって「歌」がどんな役割を果たしていたのかがよく分かります。
今のように学校やSNS、合コンなどの出会いがない時代、若者たちは歌を通じて異性と交流していたそうです。歌の才能で生きる“芸能人”のような存在もいたとのこと。
展示を見終えたあと、「里中満智子さんの漫画を読んでみよう」と素直に思いました。
▶万葉文化館
飛鳥寺|日本最古の本格的仏教寺院
万葉文化館に車を置いたまま歩いて向かったのが「飛鳥寺」。
ここも聖徳太子ゆかりのお寺で、日本最古の本格的な仏教寺院といわれています。

本堂には「飛鳥大仏」があり、写真撮影も可能。国宝ではないため撮影できるそうですが、火災などで損傷を受けながらも、顔の上半分と右手のひらの一部は当時のまま残っているとのこと。

「この大仏を聖徳太子も見ていたのか」と思うと、とてもエモい気持ちになります。
当時の伽藍は今よりもずっと大きく、その構造は法隆寺にも影響を与えたといわれています。
飛鳥寺を出て西へ歩くと「首塚」があります。蘇我入鹿が処刑された場所と伝わり、これも里中満智子さんの漫画に描かれているらしく、ますます読みたくなりました。
▶飛鳥寺
橿原神宮|神武天皇ゆかりの地
少し移動しますがホテルにチェックインしたあと、夕方に「橿原神宮」へ。
神武天皇が即位した地とされ、広大な敷地と整備された美しい境内が印象的でした。時間が少なくてじっくり見られなかったので、また訪れたい場所です。

余談ですが、橿原市はCAPCOM創業者・辻本憲三氏の出身地で、街中がストリートファイターとコラボ中。キャラクターの石像もあり、ファンとしては胸が高鳴りました。

▶橿原神宮
【まとめ】飛鳥の歴史は「難しい」より「面白い」が勝つ
2日目は飛鳥時代の古墳や寺院をめぐる、やや渋めのコースでしたが、実際に歩いてみると大人も子どもも楽しめる内容でした。
古墳の形の違いに気づいたり、聖徳太子の足跡をたどったり、万葉集の世界に触れたりと、歴史が一気に身近になる1日。
6歳の娘も「石の中に入れた」「ソフトクリームがおいしかった」と満足しており、親としても一緒に学べる貴重な体験でした。
「歴史は難しい」ではなく、「歴史は面白い」。
そんな気持ちにさせてくれる、飛鳥ならではの旅でした。
▶一日目のプラン
【子連れ奈良旅行】2泊3日モデルコース|6歳でも楽しめる歴史スポット満喫プラン
あわせて読みたい
そのほかの子連れ旅行もまとめてあります。
【子連れ北海道2泊3日】2026年版モデルコース①|新千歳空港・支笏湖氷濤まつり
【子連れ四国旅行】2026年版モデルコース|香川・徳島・愛媛を楽しむ2泊3日の旅
【子連れ沖縄2泊3日】2026年版モデルコース|ビーチ・グルメ・観光を無理なく楽しむ旅

